英語の文には4つの種類がある! 平叙文・疑問文・命令文・感嘆文を学ぼう

英語には大きく分けて、4種類の文が存在します。例えば下の4つの文はそれぞれ違う文の種類に属します。

  • My name is Taro.(平叙文)
  • What is your name?(疑問文)
  • Raise your hand.(命令文)
  • What a beautiful flower!(感嘆文)

このページでは平叙文や疑問文など、それぞれどういう意味なのか、そして文の種類の見分け方を解説します。

  1. 平叙文
  2. 疑問文
  3. 命令文
  4. 感嘆文

1.平叙文

平叙文(へいじょぶん)とは、疑問文や命令文、感嘆文などと違い、事実をありのままに述べる文のことです。文の終わりには必ずピリオド(.)を置きます

  • I am a foreign student. 私は留学生です。
  • I live in Tokyo. 私は東京に住んでいます。
  • He is playing the guitar. 彼はギターを弾いている。

否定の文の作り方については以下の記事で解説しました。

準否定語・部分否定・全否定・二重否定などの否定の表現をまとめて解説!

2.疑問文

誰かに何かを尋ねる時に用いられる文のことを疑問文(ぎもんぶん)と言います。

疑問文は①Yes/No疑問文②疑問詞を使う疑問文の2種類に分けることができ、どちらも文末に疑問符(?)をつけます。

ここでは2種類の疑問文の違いや使い方を見ていきます。

2-1.Yes/No疑問文

YesまたはNoで答えられる疑問文を「Yes/No疑問文」と言います。

  • Are you sad? – Yes, I am./No, I’m not. あなたは悲しいですか?ーはい、悲しいです。/いいえ、悲しくありません。
  • Do you have a computer? – Yes, I do./ No, I don’t. あなたはパソコンを持っていますか?ーはい、持っています。/いいえ、持っていません。

上2つの例文はどちらも返事がYesかNoになる疑問文ですね。Yes/No疑問文に返事をする時は、

  • Yes, 〜
  • No, 〜

のように、必ず最初にYesかNoを言ってから、返事をします。

次は返事がYes/Noにならない疑問文を見てみましょう。

2-2.疑問詞を使った疑問文

「はい」または「いいえ」では答えられない「誰」や「何」といった具体的な内容を尋ねる際に用いる疑問文です。

  • What are you doing? あなたは何をしているのですか?
  • Who is this guy? こちらの男性はどなたですか?
  • Where do you live? どちらにお住まいですか?

ここで紹介した3つの例文はYes/Noでは答えられませんよね。こうした種類の疑問文を「疑問詞を使った疑問文」といいます。

疑問詞とは文の最初に置かれているWhatやWho、Whereどこのような単語を意味します。

疑問詞を使った疑問文については以下の記事で詳しく解説しました。

疑問詞を使った疑問文の作り方と疑問詞のリストを解説!

3.命令文

相手に対して、命令・依頼・指示・忠告などの何らかの行動を求める場合に用いる文です。命令文の細かい意味をまとめて覚えなくても、最初は「命令文=相手に命令する」ぐらいのイメージで覚えても大丈夫です。詳しい部分は後々覚えていきましょう。

  • Tell me why you are here. なぜここにいるのか教えてください。
  • Come here! こっちへ来なさい!

命令文は特徴が2つあります。1つは主語が省かれ動詞から始まる点。上2つの例文を見ても主語がないのがわかります。

2つ目は文末がピリオド(.)か、強調したい意図があれば感嘆符(!)で終わる点です。この点は日本語でも同じですね。

ここでは、

  • 肯定文の命令文
  • 否定文の命令文

の2つを見ていきます。文法用語をみると難しそうですが簡単に言うと、

  • 肯定文の命令文=〜してください
  • 否定文の命令文=〜しないでください

という意味を持つ文の種類です。

3-1.肯定文の命令文

肯定文の命令文は、主語を省き、動詞の原形から始めます。

  • Open the door. そのドアを開けなさい。
  • Close the door. そのドアを閉めなさい。

3-2.否定文の命令文

否定文の命令文は必ず、Don’t[Do not]+動詞の原形、という語順になります。

  • Don’t be afraid. 恐れるな。
  • Don’t play the guitar here. ここでギターを弾かないでください。

pleaseや命令文の付加疑問文、Let’sといった命令文の応用については以下の記事で解説しました。

please・付加疑問文・Let’sといった命令文の応用をマスターしよう!

4.感嘆文

喜び・悲しみ・驚きなどの強い感情を表現する場合に用いる文が感嘆文(かんたんぶん)です。感嘆文の語尾は感嘆詞(!)で終わることを覚えておきましょう。

感嘆文はHow型What型の二つに分かれます。

4-1.How型

形容詞・副詞を強調する場合、以下のような語順になります。

How+形容詞/副詞+主語+動詞!
  • How pretty she is! 彼女はなんて可愛いんだろう!
  • How fast he runs! 彼はなんて速く走るのだろう!

上2つの文はもともと、

  • She is pretty. 彼女は可愛い。
  • He runs fast. 彼は速く走る。

という語順の平叙文です。

4-2.What型

「形容詞+名詞」のかたまりを強調する場合、次のような語順になります。

What(+a[an])+形容詞+名詞(+主語+動詞)!
  • What a pretty girl she is! なんて可愛い女の子なんだろう!
  • What a hot day it is! なんて暑い日なのだろう!
  • What an interesting text it is! なんて興味深い文書なんだろう!

What型の文型は少し難しいですが、形容詞+名詞の部分をあなたの知っている他の単語に置き換えて、いくつか文を作ってみるといい練習になりますよ。