4つの関係副詞(where・when・why・how)を例文とともに解説

関係代名詞は形容詞のカタマリを作ることによって2つの文を1つの文にする接着剤である」という説明を以下の記事でしました。

主格や目的格の関係代名詞を基礎から例文とともに解説!

関係副詞(かんけいふくし)も同様に形容詞のカタマリを作りますが、関係代名詞と異なる点があります。

それは置き換わる語句が名詞ではなく副詞(句)であるということです。

例えば、

  • This is the town.
  • I was born in the town.

という2つの文をつなげる際、関係代名詞を用いると、

  • This is the town in which I was born.

となりました。ここで関係副詞を用いると、

  • This is the town where I was born.

となります。

ここから、in which = whereであることがわかります。whichがthe townという名詞の代わりをしているのに対し、whereはin the townという副詞句の代わりをしています。

このように副詞(句)の代わりをする(その関係詞節内で副詞の働きをする)ものを関係副詞と言います。

関係副詞にはwherewhenwhyhowの4つがあり、先行詞が何であるかによって使い分けます。

それでは4つの関係副詞をそれぞれ見ていきましょう。

1.where:場所を表す先行詞

  • This is the town where I was born. これは私が生まれた町だ。

先行詞が場所を表す場合、whereが使われます。This is the town. + I was born in the town. という2つの文が、in the townをwhereに置き換えることで1つの文になっています。

また先行詞がthe placeの場合、省略して関係副詞whereを先行詞なしで用いることもあります。

  • This is (the place) where I lived. これは私が住んでいたところです。

2.when:時を表す先行詞

  • I won’t forget the day when I went to Tokyo with my friends. 友達と東京に行った日を私は忘れないだろう。

先行詞がを表す場合、whenが使われます。I won’t forget the day. + I went to Tokyo with my friends on the day. という二つの文が、on the dayをwhenに置き換えることで1つの文になっています。

また先行詞がthe timeやthe dayなどの場合、省略して関係副詞whenを先行詞なしで用いることもあります。

  • I won’t forget (the day) when I went to Tokyo with my friends.

3.why:先行詞はreasonのみ

  • Tell me the reason why you were late. あなたが遅れた理由を私に教えてくれ。

先行詞がreasonの場合、whyが使われます。先行詞を省略して、

  • Tell me why you were late.

とすることも可能です。

また、

  • Tell me the reason you were late.

のように関係副詞whyを省略しても問題ありません。This is why~~こういうわけでという慣用表現も合わせて覚えておきましょう。

4.how:先行詞はなし

  • This is how I studied English. このようにして私は英語を学んだ。

関係副詞howは関係代名詞whatのように、先行詞を含みます。the way~~する方法と同じ意味で、

  • This is the way (in which) I studied English.

と書き換えることができます。

例文で使われているThis is how~という表現はこれが~する方法ですと訳すこともできますが、よくある表現としてこのようにして~という訳を覚えるのがおすすめです。