これまで以下の記事で関係代名詞、関係副詞を紹介してきました。
主格や目的格の関係代名詞を基礎から例文とともに解説! 4つの関係副詞(where・when・why・how)を例文とともに解説
今回は名詞でも副詞でもない形容詞の関係詞である関係形容詞を解説します。関係形容詞が使われることはあまりありませんが、たまに長文などで見かけることもあるので余裕のある人は勉強しておきましょう。
1.関係形容詞のwhat
- I borrowed what books he had. 彼が持っている全ての本を私は借りた。
例文の関係詞whatは直後の名詞を修飾しています。したがって関係形容詞のwhatと言えます。
関係形容詞のwhatはwhat 名詞 〜で〜する全ての名詞と訳され、all the 名詞 that 〜と書き換えることができます。
- I borrowed what little books he had. 彼が持っている少ないながらも全ての本を私は借りた。
littleがついて〜する少ないながらも全ての名詞という意味になることもあります。
2.関係形容詞のwhich
- We will miss the train, in which case we can’t arrive at the town by tomorrow. 私達は電車に乗り過ごすでしょう。その場合、明日までにその街に着くことはできません。
, in which caseでその場合という意味です。このwhichは継続用法で使われていますが、通常の継続用法のwhichとは異なり名詞caseを修飾しています。
このような形容詞の働きをしているwhichを関係形容詞のwhichと言います。関係形容詞のwhichは継続用法でしか使えないので注意しましょう。
他にも, at which pointその時点でや, by which timeその時までにといった表現があります。