一般動詞の過去形、過去分詞形の活用パターンには、規則的なものと不規則なものがあります。それぞれ規則動詞、不規則動詞と言い、規則動詞はその規則を理解すれば問題ありませんが、不規則動詞はその都度活用を覚える必要があります。しかしながら、不規則動詞の中にもある程度規則がありますので、覚える際には参考にしてみてはいかがでしょうか。
1.規則動詞
規則動詞の過去形、過去分詞形は、基本的に原形にedをつけるだけです。ただ、その規則動詞の語尾によっては-edのつけ方が多少異なります。一つずつ見ていきましょう。
1-1.通常の場合
- talk-talked-talked(原形-過去形-過去分詞形)
- play-played-played
- walk-walked-walked
単に-edをつけるだけです。
1-2.-eで終わる場合
- like-liked-liked
- bake-baked-baked
- use-used-used
-eで終わる動詞の場合、-edをそのままつけてしまいますとeが重複してしまうので、これを避けるために-dのみをつけます。
1-3.子音字+yで終わる場合
- study-studied-studied
子音字+yで終わる動詞の場合、yをiに変えて-edをつけます。
1-4.1母音字+1子音字で終わる場合
- stop-stopped-stopped
1母音字+1子音字で終わる動詞の場合、子音字(stopではp)を重ねて-edをつけます。
2.不規則動詞
不規則動詞とはいえ、ある程度パターンはあります。
2-1.原形、過去形、過去分詞形が全部同じ形(A-A-A型)
- cut-cut-cut
- put-put-put
- hit-hit-hit
2-2.原形、過去形、過去分詞形が全部異なる形(A-B-C型)
- see-saw-seen
- take-took-taken
- cut-cut-cut
2-3.過去形と過去分詞形が同じ形(A-B-B型)
- keep-kept-kept
- win-won-won
- tell-told-told
2-4.原形と過去分詞形が同じ形(A-B-A型)
- come-came-come
- run-ran-run
- become-became-become
2-5.原形と過去形が同じ形(A-A-B型)
- beat-beat-beaten(beat)
このタイプはbeatのみです。また過去分詞形のbeatenはbeatと活用することもあります。
以上のように分類することができますが、一番おすすめな覚え方は何度も活用を発音して音で覚えてしまうことです。
3.活用が似ている動詞
ここでは異なる動詞ではあるが活用が似ており混同しやすい動詞を紹介します。
3-1.lieとlay
- lie-lay-lain 横になる(自動詞)
- lay-lay-laid 横にする(他動詞)
3-2.riseとraise
- rise-rose-risen 上がる(自動詞)
- raise-raised-raised 上げる(他動詞)
3-3.findとfound
- find-found-found 見つける
- found-founded-founded 設立する
3-4.windとwound
- wind-wound-wound 巻く
- wound-wounded-wounded 傷つける
lieとlayの活用の違いは問題集やテストなどでよく問われるところですので、特に注意しましょう。
以上が規則動詞・不規則動詞の活用パターンと活用の似ている動詞についてでした。be動詞・do・haveの活用、一般動詞の3人称単数現在(3単現)の解説記事は以下の記事を参照してください。