今回は進行形の応用について解説します。進行形と聞くと〜していると訳し、現在進行形であれば「今まさに行われている行為」「現在進行している動作」を表すと考えるでしょう。
確かに、基本的な進行形のイメージとしてはそれで正しいのですが、それだけでは理解できない進行形の用法があります。この記事ではそうした進行形の応用的な用法について紹介していきます。
1.いつも~(ばかり)している
- He is always playing video games. 彼はいつもテレビゲームばかりをしている。
alwaysいつもやconstantly絶えずといった頻度を表す副詞を伴って、動作が繰り返し行われることを表します。
多くの場合、不満や非難といった話し手の感情が込められます。
2.~しつつある
- He is dying. 彼は死につつある。
dieのような変化を表す動詞(「生きている」から「死んでいる」への変化)を進行形にすると~しつつあるという変化している最中を表現することができます。したがって、死んでいるという訳は誤りです。
このような動詞は以下の通りです。
die死につつある stop止まりつつある resemble〜に似つつある begin始まりつつある get〜になりつつあるなど
3.瞬間的な動作の反復
- The man who is knocking on the bathroom door is Bob. トイレのドアをノックし続けている男性がボブです。
knockのような瞬間的な動作を表す動詞が進行形で用いられた時、その瞬間的な動作が反復していることを表します。例えば、例文では蹴るという瞬間的な動作が反復され、何度も立て続けに(バンバンバンと)ノックし続けていることになります。
このような動詞は以下の通りです。
knockノックし続ける kick蹴り続ける hit叩き続ける jump飛び跳ね続けるなど
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また、今回紹介した以外に進行形の応用として、進行形が未来を表すことがあります。現在進行形なら現在の時点から見た未来、過去進行形なら過去の時点から見た未来を表すことができます。これについては以下の記事で解説したのでリンク先を参照してください。
willだけではない! 未来を表すその他の表現をマスターしよう