このページでは形容詞・副詞の原級(げんきゅう)を使った表現を学習します。
- Alan is as smart as Hanako. アランは花子と同じくらい賢い。
- Alan is not as smart as Hanako. アランは花子ほど賢くない。
- This tree is twice as long as that one. この木はあの木の2倍長い。
1. as 原級 as
- Alan is as smart as Hanako. アランは花子と同じくらい賢い。
as 原級 as構文を使うと〜は〜と同じくらい〜だという文を作ることができます。
上の例文だとアランが花子と同じくらい〜だを意味します。smartの部分を他の形容詞の原級に変えると別の文が作れます。
- Alan is as famous as Hanako. アランは花子と同じくらい有名だ。
副詞でも同様にas 原級 as構文で〜と同じくらい〜だという文が作れます。
- Alan talks as fast as Hanako. アランは花子と同じくらい話すのが速い。
- Alan walks as slow as Hanako. アランは花子と同じくらい歩くのが遅い。
2つ目のasの後ろに置かれるのはIやheのような人称代名詞の主格です。間違えてmeやhimと書かないように気をつけましょう。
- I:私は
- You:あなたは、あなたたちは
- He:彼は
- She:彼女は
- We:私たちは
- They:彼らは
- He is as smart as I. 彼は私と同じくらい賢い。
- I walk as slow as he. 私は私と同じくらい歩くのが遅い。
1-1. as many/much 名詞 as 〜と同じくらい多くの
as 原級 as構文のなかで、よく使われるのがas many/much 名詞 as構文です。
- I have as many friends as you. 私はあなたと同じくらい多くの友人がいる。
- I have as much money as you. 私はあなたと同じくらい多くのお金を持っている。
よくある誤りが、I have as much as money you. のようにas many/much 名詞 asの形で使わないことです。many/muchと名詞が離れないように注意しましょう。
また、可算名詞ならmany、不可算名詞ならmuchを使うことにも気をつけましょう。
似た表現でas many/much as 数詞構文があります。これは数詞の部分を強調して〜もという意味になります。
- She has as many as 1000 books. 彼女は1000冊も本を持っている。
この構文と勘違いしないように注意しましょう。
1-2. as soon as possible できるだけ早く
as soon as possible構文も非常によく使われます。語順並び替え問題などで狙われやすいので、構文をまるまる覚えてしまいましょう。
- Come here as soon as possible. できるだけ早くここに来てください。
- Please call me as soon as you can. できるだけ早く電話してください。
as soon as possibleをas soon as 主語 canで置き換えることができます。
2. not as/so 原級 as
〜ほど〜ではないを意味するのがnot as/so 原級 as構文です。
- as 原級 as 〜と同じくらい〜だ
- not as/so 原級 as 〜ほど〜ではない
notが前に置かれるときは1つ目のasの代わりにsoを置くこともできます。
- He is as tall as I. 彼は私と同じくらい背が高い。
- He isn’t as tall as I. 彼は私ほど背が高くない。
3. 数字 times as 原級 as
- This bridge is twice as long as that one. この橋はあの橋の2倍長い。
- This tree is three times as long as that one. この木はあの木の3倍長い。
〜は〜の〜倍の長さだを意味するのが数字 times as 原級 as構文です。
2倍のときは特別にtwo timesでなくtwiceとなります。他にも半分や3分の1などは特殊なので気をつけましょう。
- half:半分
- one-third:3分の1
- one-forth:4分の1