受動態では動作主を表す際には前置詞byを使うという話でした。
- He bought this house. 彼はこの家を買った。
- This house was bought by him. この家は彼に買われた。
以上の例文のように基本的な受動態の文においては、byを用いてその動作主を表していました。
I was caught in a shower. 私はにわか雨にあった。
しかし、この例文で用いられているbe caught in~~にあうのようにby以外の前置詞を使う表現もあります。
今回はこうしたby以外の前置詞を用いる受動態の表現をまとめました。一度に全部を覚えるのは大変でしょうが、少しずつ覚えていきましょう。
be covered with
- The book was covered with dust. その本はほこりまみれだった。
be covered with~で~で覆われているという意味になります。前置詞withを使うことに注意しましょう。
be interested in
- I’m interested in mathematics. 私は数学に興味があります。
be interested in~は~に興味があるという意味です。
英語では受動態ですが、日本語としては能動態のように訳されます。また前置詞inを使うことに注意しましょう。
be surprised at
- I was surprised at the news. 私はその知らせに驚いた。
be surprised at〜で~に驚くという意味になります。前置詞atを使うことから「あっと(at)驚く」というダジャレで覚えました。もし覚えにくかったら使ってみてください。
こちらの表現も英語では受動態ですが、訳は能動態のようになります。
be filled with
- He is filled with sadness. 彼は悲しみにあふれている。
be filled with~は~でいっぱいであるという意味です。前置詞にはwithを使います。
be known to
- The teacher is known to many student in this school. その先生はこの学校の多くの生徒に知られている。
be known to~は~に知られているという意味です。前置詞はtoを使います。
be satisfied with
- My mother was satisfied with my results. 母は私の成績に満足した。
be satisfied with~は~に満足するという意味です。前置詞withを使う受動態ですが、日本語では能動態のように訳されることに注意しましょう。
be killed in
- He was killed in the accident. 彼は事故で亡くなった。
be killed in~は~で亡くなると訳されます。inの後には事故や戦争といった単語が来ます。
be worried about
- I’m not worried about the future. 私は未来のことを心配しない。
be worried about~は~を心配すると訳されます。前置詞にはaboutを使い、日本語訳は能動態のようになります。