今回は否定疑問文・付加疑問文・間接疑問文についてまとめて説明します。
否定疑問文
- Didn’t you play tennis yesterday? あなたは昨日テニスをしなかったんですか?
文頭のDidn’tというように否定のnotがある疑問文を否定疑問文(ひていぎもんぶん)と言います。Didn’tだけではなく、Isn’tやCan’t、Don’t、Doesn’tなども使えます。
否定疑問文に対する答え方は肯定ならYes、否定ならNoで答えます。例えば、先の例文に対する答え方であれば、
- Yes, I did. いいえ、私はテニスをしました。
- No, I didn’t. はい、私は昨日テニスをしませんでした。
となるので注意しましょう。
付加疑問文
- You are a teacher, aren’t you? あなたは先生ですよね?
- Tom doesn’t play soccer, does he? トムはサッカーをしないですよね?
〜ですね?/〜ですよね?というように相手に同意・確認を求める時に、文末に疑問形を加えた文を付加疑問文(ふかぎもんぶん)と言います。
1つ目の例文のように肯定文の場合、否定の疑問形を文末に加えます。一方で、2つ目の例文のように否定文の場合、文末に加えるのは肯定の疑問形です。
また2つ目の例文では主語にTomを使っていますが、文末に疑問形を加える際にはTomではなくheを用います。文末の疑問形では必ず代名詞を使いましょう。
付加疑問文に対する答え方についてですが、肯定であればYes、否定であればNoで答えます。
例えば、1つ目の例文に対する答え方は、
- Yes, I am. はい、私は先生です。
- No, I’m not. いいえ、私は先生ではありません。
となります。
間接疑問文
- I don’t know where we will go tomorrow. 私達が明日どこに行くのか、私は知らない。
疑問文を文の中に組み込むことで、名詞節(名詞のカタマリ)として機能する疑問文のことを間接疑問文(かんせつぎもんぶん)と言います。
例文では、
- Where will we go tomorrow? 私達は明日どこに行くのだろう?
という疑問文が間接疑問文where we will go tomorrowとして文に組み込まれています。ここで注意しなければならないのが語順です。
通常の疑問詞を使った疑問文では、
となりますが、間接疑問文にする場合、疑問詞以降は平叙文と同じ語順にします。
したがって、間接疑問文の語順は一般動詞または助動詞を使っている場合、
です。
- Who is she? 彼女は誰ですか?
be動詞を用いた疑問文は、
ですが、これを間接疑問文にすると、
です。
したがって、先のbe動詞を用いた例文を間接疑問文にすると以下のようになります。
- I don’t know who she is. 私は彼女が誰なのか知らない。
「Yes/No疑問文」or「疑問詞を使った疑問文」
- Do you know what this is? No, I don’t. これが何であるか知っていますか? いいえ、知りません。
- What do you think this is? I think it’s a pencil. これは何だと思いますか? それは鉛筆だと思います。
どちらの文でも間接疑問文が使われていますが、1つ目は「Yes/No疑問文」で2つ目は「疑問詞を使った疑問文」です。
1つ目の文はDo you know + 疑問詞 + 主語 + 動詞 ?となっており、〜を知っていますか?のようにYesかNoかを尋ねるYes/No疑問文です。
1つ目の疑問文で使われる動詞にはknow以外にunderstand〜を理解するやtell〜がわかるなどがあります。
一方で、2つ目の文は疑問詞 + do you think 主語 + 動詞 ?で、何だと思いますか?のようにYesかNoでは答えられない疑問詞を使った疑問文です。
この2つ目の疑問文で使われる動詞にはthink以外にsuppose〜と思うやimagine〜と思う、say〜と言うなどがあります。