未来完了形・未来完了進行形の作り方とそれぞれの用法を例文とともに解説

英語で「〜する予定だ」のような未来を表すには、助動詞willやbe going toを使った表現があります。

  • I will play tennis. 私はこれからテニスをする。
  • I’m going to play tennis. 私はこれからテニスをする。

これにプラスして、覚えるべき英語の未来表現がこのページで学習する未来完了形です。最初に未来完了形がどのような形をしているのか、その作り方を学習して、そのあとに3つの用法を見ていきましょう。

1.未来完了形

  • I will have finished my homework by five. 私は5時までには宿題を終えているだろう。
  • He will have visited Paris twice if he goes there again. もう一度パリに行ったなら、彼はそこへ2回行ったことになる。

未来完了形はwill+have+過去分詞の組み合わせで作られます。助動詞willは主語が何であっても形は常にwillのままです。

will+have+過去分詞
  • I will have visited
  • He will have visited
  • We will have visited
  • They will have visited

未来完了形は”未来のある時点”までに起きた・起きている行為を表します。詳しい3つの用法を一つずつ見ていきましょう。

1-1.完了・結果

  • I will have finished my homework by five. 私は5時までには宿題を終えているだろう。

”未来のある時点”までに完了している動作を表すのが1つ目の用法です。上の例文だと、未来のある時点=five5時ですね。この場合は5時までに完了している・終了済みの行為がfinish my homework宿題を終えるです。

未来完了形と一緒に使われることが多い表現が、「by + 時間」という表現で「〜までに」という意味があります。例文でもby five5時までにと使われています。

  • by 10 o’clock 10時までに
  • by tomorrow 明日までに
  • by next year 来年までに

1-2.経験

  • He will have visited Paris twice when he goes there again. もう一度パリに行ったなら、彼はそこへ2回行ったことになる。

”未来のある時点”までに経験済みの動作を表現するのが未来完了形2つ目の用法です。

例文では、when he goes there againもう一度パリに行った時が”未来のある時点”を指していて、未来完了形はそこに至るまでの経験を表しています。

1-3.継続

  • We will have been married for ten years tomorrow. 明日で私達は結婚して10年になる。
  • I will have been a teacher for 30 years next year. 来年、私は教師になって30年になる。

”未来のある時点”まで継続している状態を表すのが、未来完了形3つ目の用法です。

1つ目の例文ではtomorrow明日、2つ目の例文ではnext year来年が”未来のある時点”を指しています。

どちらの例文でも、「〜である」という状態が継続していますね。

  • be married:結婚している状態
  • be a teacher:教師である状態

このように未来のある時点まで「状態」が継続している時に使うのが未来完了形3つ目の「継続」用法です。

2.未来完了進行形

  • Next year I will have been playing the piano for 30 years. 来年で、私はピアノを弾いて30年になる。

未来完了進行形は、「”未来のある時点”に至るまでの動作の継続」を表します。

例文では、Next year来年が未来の時点を指しており、そこに至るまで継続していた動作を未来完了進行形は表します。

will+have+been+~ing形

未来完了進行形はwill+have+been+~ing形という組み合わせで作られます。

未来完了形と未来完了進行形の違いについてですが、未来完了形3つ目の用法である継続は「状態」の継続であり、未来完了進行形は「動作」の継続です。

ただ、こうした違いはあるものの、未来完了進行形が使われることはあまりなく、通常は未来完了形を使用します。