今回はdareについて解説します。dareは助動詞と一般動詞、2つの顔を持っており、普通の動詞と比べてややこしい印象があります。
ここでdareの意味・使い方・重要表現を整理してdareを使いこなせるようになりましょう。
1.dareの意味と使い方
dareには助動詞と一般動詞があります。意味はどちらもあえて〜する/〜する勇気がある/大胆にも〜するです。
1-1.助動詞のdare
- He dare not tell the truth. 彼に真実を話す勇気はない。
- Dare you tell the truth? あなたには真実を話す勇気がありますか?
助動詞のdareは否定文・疑問文のみで使われます。
1つ目の例文のように3人称単数現在であっても助動詞dareなので「s」は付きません。
また2つ目の文は助動詞の疑問文です。したがって、
助動詞 + 主語 + 動詞
という語順になります。
1-2.一般動詞のdare
- He dares to tell the truth. 彼は大胆にも真実を話す。
- Do you dare (to) tell the truth? あなたには真実を話す勇気がありますか?
一般動詞のdareは肯定文・否定文・疑問文で使えます。過去形はdaredです。
1つ目の例文ではdareが一般動詞なので3人称単数現在の「s」が付いています。
2つ目の例文のようにdare to doのtoが否定文・疑問文では省略されることがあります。
2.dareの重要表現
ここではdareの重要表現を2つ紹介します。
2-1.How dare 〜?
- How dare you speak to me? よく私に話しかけられるね
How dare 〜?でよく〜できるねという意味になります。「非難」や「驚き」を表す表現です。
2-2.I dare say [daresay]
- I dare say [daresay] he won’t come here. おそらく彼はここに来ないだろう。
I dare say [daresay]はおそらくと訳され、文頭や文末に置かれます。
例文では文頭に置かれていますが、
- He won’t come here, I dare say [daresay].
とすることも可能です。
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