可算名詞と不可算名詞の違い・ルールを例文とともに解説!

名詞には大きく分けて可算名詞(数えられる名詞)不可算名詞(数えられない名詞)があります。基本的に数えられるかどうかは具体的な形の有無によります。

例えば、bookであれば具体的な形を持ち、1冊、2冊と数えることができます。したがって、数えられると判断されます。

一方で、waterのような液体の場合、コップなどの容器に入っていない限り具体的な形を持っているとは言えません。したがって、数えられないと判断されます。

同じ名詞においても、数えると判断して使用するか、数えられないと判断して使用するかによって、表しているものが変わってきます。

例えば、eggという名詞はan eggのように可算名詞として使用された場合、具体的な形を持った1つの卵を表します。

一方で、eggのように不可算名詞として使用された場合、具体的な形のない液体の卵を表します。したがって服に卵がついてしまったという場合では、不可算名詞のeggを使用します。仮にan eggのように可算名詞として使用してしまうと具体的な形を持った1つの卵が服についているという不思議な現象になってしまいます。

1.可算名詞

  • I ate an apple. 私はりんごを1個食べた。

可算名詞は単数形で使われる際、冠詞や所有格が必要になります。

  • I ate three apples. 私はりんごを3個食べた。

可算名詞には複数形も存在します。

2.不可算名詞

  • I drink a glass of milk every morning. 私は毎朝牛乳を飲みます。

不可算名詞には複数形が存在せず、また不定冠詞a[an]がつくこともありません。したがってthe+不可算名詞、あるいは無冠詞で不可算名詞単体で使われます。

また可算名詞とは異なり、twoやthreeなどの数詞を直接つけることはできず、two cups pf teaのように表現します。

manyとmuch、fewとlittleのように、可算名詞か不可算名詞かによって使える形容詞が変わる場合があります。これについては以下の記事で解説したので、そちらを確認してください。

数量を表す形容詞

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今回は可算名詞と不可算名詞の違いについて解説しましたが、名詞はもっと細かく分類することができます。更に細かい名詞の分類については以下の記事を参考にしてください。

5種類の名詞の使い方や違いをまとめて解説! 普通名詞から固有名詞まで