複合関係代名詞に引き続き、今回は複合関係副詞(ふくごうかんけいふくし)について解説します。複合関係代名詞は以下の記事で解説しました。
3つの複合関係代名詞(whoever・whichever・whatever)について例文とともに解説
複合関係代名詞は名詞節を導く用法と譲歩の副詞節を導く用法がありましたが、これから紹介する複合関係副詞は副詞節しか導きません。
1.whenever
1-1.~する時ならいつでも
- You may visit my house whenever you like. いつでも好きな時に私の家に来て構いません。
この場合のwheneverは前置詞 any time whenを用いて書き換えることができ、You may visit my house at any time (when) you like. となります。
1−2.譲歩の副詞節を導く場合:いつ~しようとも
- Whenever I call you, you go out. いつ私があなたに電話しようとも、あなたは外出しています。
この場合のwheneverはno matter whenを用いて書き換えることができ、No matter when I call you, you go out. となります。
2.wherever
2-1.~するところならどこでも
- I want to go wherever I can run. 私は走ることができるところならどこにでも行きたい。
この場合のwhereverは前置詞 any place whereを用いて書き換えることができ、I want to go to any place where I can run. となります。
2-2.譲歩の副詞節を導く場合:どこで[へ]~しようとも
- You will be welcomed wherever you go. あなたはどこへ行こうとも、歓迎されるだろう。
この場合のwhereverはno matter whereを用いて書き換えることができ、You will be welcomed wherever you go. となります。
3.however
複合関係副詞howeverには譲歩の副詞節を導く用法しかありません。
3-1.however+形容詞[副詞]+S+V:どんなに~しても
- However busy he is, he don’t complain. 彼はどんなに忙しくても不満を言わない。
この場合のhoweverはno matter howを用いて書き換えることができ、No matter how busy he is, he don’t complain. となります。
3-2.however+S+V:①どんなふうに~しても②~するどんな方法でも
先のhoweverのように直後に形容詞や副詞が来ない、however+S+Vという形もあります。この場合、どんなふうに〜してもまたは〜するどんな方法でもと訳します。
- However you fight, you won’t win. どんなふうに戦っても、あなたは勝てないだろう。
- Study however you like. あなたの好きなやり方で勉強しなさい。
この場合のhoweverはin whatever wayやby whatever meansに書き換えられます。