名詞を修飾する現在分詞・過去分詞の限定用法を解説

現在分詞は~しているという能動的な意味、過去分詞は~されたという受動的な意味を持ちます。現在分詞と過去分詞、それぞれの意味は違いますが、その使われ方、用法は非常に似ています。

用法は大きく分けて限定用法叙述用法の2つです。今回は現在分詞・過去分詞の限定用法について解説します。

現在分詞・過去分詞の叙述用法に関しては以下のページで解説しました。

補語として使われる現在分詞・過去分詞の叙述用法を解説

名詞を修飾する分詞

現在分詞・過去分詞は名詞の前後どちらかに置かれて、形容詞のように使われることがあります。この名詞を修飾する用法のことを限定用法と言います。

1.名詞を前から修飾

  • I eat a boiled egg everyday. 私は毎日ゆで卵を一つ食べる。

例文の過去分詞はboiledで、これがeggを前から修飾しています。このように現在分詞・過去分詞が1語の場合、名詞を前から修飾します。

2.名詞を後ろから修飾

  • Who is the boy running in the park? 公園を走っている少年は誰ですか?

例文の現在分詞はrunning in the parkで、これがboyを後ろから修飾しています。このように現在分詞・過去分詞が2語以上の場合、名詞を後ろから修飾します。

3.形容詞になった現在分詞・過去分詞

  • interesting 興味深い
  • exciting わくわくするような

interestingやexcitingはよく使う形容詞です。この2つの形容詞の語尾に注目すると、どちらもingで終わっているのがわかります。

実は、この2つの形容詞は元々動詞のinterest 〜に興味をわかせる excite 〜をわくわくさせるでした。それが現在分詞としてinteresting、excitingと使われるうちに、形容詞になってしまったものなのです。

同様に、interested、excitedのような形容詞も語尾がedで終わっています。これらもまた過去分詞が形容詞になってしまったものです。