特殊な関係代名詞as・than・butをまとめて解説!

基本的な関係代名詞whoやwhichについては以下の記事で解説しましたが、

主格や目的格の関係代名詞を基礎から例文とともに解説!

これらの関係代名詞以外にas・than・butがあります。1つずつ見ていきましょう。

as

  • He bought the same book as I did. 彼は私と同じ本を買った。
  • You don’t have to talk with such a person as hates you. あなたのことを嫌う人と話す必要はない。

関係代名詞asは「the same A as BBと同じAや「such A as BBのようなAといった表現で使用されます。

1つ目の例文では目的語の代わり、2つ目の例文では主語の代わりをしています。

  • As is often the case with my daughter, she didn’t have breakfast yesterday. 私の娘にはよくあることだが、昨日朝食を食べなかった。

また関係代名詞asは主節の内容を受けることができます。ここではshe didn’t have breakfast yesterdayを受けています。

as is often the case with A」でAにはよくあることだがという意味になります。

than

  • He ate more apples than we expected. 私達の想像以上のリンゴを彼は食べた。

関係代名詞thanは比較級を含む文で使われます。

thanは関係代名詞なのでthan we expected themのように目的語を書かないようにしましょう。

but

  • There is nobody but fails. 失敗をしない人は誰もいない。

関係代名詞butは否定を含む語を先行詞とし、またbut自体にも否定が含まれています。したがって、二重否定となります。

butを用いた表現は古い書き言葉であるため通常使われることはあまりありません。butよりもthatを用いる方が普通です。

先の例文を関係代名詞thatを用いて書き換えると、

  • There is nobody that doesn’t fail.

となり、関係詞節の中に否定のnotがあることがわかります。butから書き換える場合は否定のnotを付け加えることを忘れないようにしましょう。