同格のofやthatなどの英語の同格3パターンを理解しよう!

名詞を付け加えることで、ある名詞をより具体的に説明する用法のことを同格(どうかく)と言います。

1.名詞が並列する

  • Tom, our English teacher, plays tennis. 私達の英語の先生であるトムはテニスをしている。

ここではTomとour English teacherが同格の関係になっています。このように名詞が並び、前の名詞を後ろの名詞が具体的に説明することがあります。

2つの名詞がA Bと並んでいる場合、BであるAと訳しましょう。

2.同格のof

the city of Las Vegas ラスベガスという街

cityとLas Vegasが同格の関係になっています。同格のofを用いてA of Bとなっている場合、BというAと訳しましょう。

3.同格のthat

  • I know the fact that he plays tennis. 彼がテニスをしているという事実を私は知っている。

名詞rumorの内容をthat節が説明しています。

どんな名詞でも同格のthatが使えるというわけではありません。以下が同格のthatとともに使える主要な名詞の一覧です。

news 知らせ fact 事実 rumor うわさ idea 考え hope 希望 など

他にも同格のthatとともに使える名詞はありますが、最初は以上の一覧を覚えてしまいましょう。

関係代名詞thatとの違いは同格のthatが導く節は完全文であるということです。完全文とは欠けている要素がない文のことです。

  • I threw away the stone that was in my pocket. 私はポケットにあった石を投げ捨てた。

この例文では関係代名詞thatが用いられています。それはthat以下の文(thatが導く節)はwas in my pocketとなっており、文の要素である主語の要素がないため不完全文と判断できるからです。

  • I heard the news that he broke his arm. 彼が腕を骨折したという知らせを聞いた。

一方で、同格のthatが使われている場合、that以下の文(thatが導く節)はhe broke his arm(SVO)のように欠けている文の要素がない完全文です。